抜歯即時インプラントとは?1回法・2回法との違いと治療期間を口腔外科認定医の歯科医院が解説【堺市南区・和泉市対応】
抜歯即時インプラントとは、歯を抜くのと同時にインプラントを埋め込む治療法です。抜歯後の治癒を待つ期間を省けるため治療期間を短縮でき、症例によっては当日に仮歯まで装着できます(即時荷重)。 さらに、抜いた後に進む骨の吸収を抑えられるのも大きな利点です。ただし、骨の状態などの適応条件があり、誰にでも使える方法ではありません。本記事では、抜歯即時インプラントの仕組みとメリット・適応条件、あわせて知っておきたい1回法・2回法の違いを、堺市南区光明池で日本口腔外科学会認定医がインプラント治療を行う小出歯科医院が解説します。
最終更新: 2026年8月 | 監修: 医療法人常雅会 小出歯科医院(日本口腔外科学会認定医在籍)
抜歯即時インプラントとは?通常の治療と何が違う?
通常のインプラントは「抜歯→治癒を待つ→埋入」の順に進みますが、抜歯即時インプラントは抜歯と埋入を1回の処置で行います。 抜いた直後の穴(抜歯窩)を利用してインプラントを埋め込むため、次の利点があります。
- 治療期間の短縮:抜歯後の治癒を待つ数週間〜数ヶ月を省略できます
- 手術回数の削減:抜歯と埋入が1回で済み、体への負担が減ります
- 骨吸収の抑制:歯を失った顎の骨は刺激を失って痩せていきますが、骨吸収が進む前に埋入することで骨量を保ちやすくなります
当院の治療パターン別の期間目安は次のとおりです。

インプラント治療パターン別の期間目安
|
治療パターン |
期間の目安 |
通院回数の目安 |
|---|---|---|
|
通常のインプラント治療 |
約3ヶ月 |
3〜5回 |
|
骨造成(サイナスリフト等)併用 |
約4〜6ヶ月 |
5〜8回 |
|
抜歯即時+即時荷重 |
当日仮歯装着可→3〜6ヶ月で最終仕上げ |
症例による |
※上記は当院の一般的な目安です。骨の状態・治療内容により変わります。
即時荷重とは?当日に歯が入るって本当?
即時荷重とは、インプラントを埋め込んだその日に仮歯まで装着する方法です。 「歯がない期間」をほぼなくせるため、見た目や食事への影響を最小限にできます。
従来の方法では、骨との結合を待つ数ヶ月間は歯のない状態(または仮の入れ歯)で過ごす必要がありました。即時荷重なら、手術当日から仮歯で見た目を保てます。前歯など人目につく部位で特に価値の大きい選択肢です。
ただし、仮歯の期間中は注意も必要です。
- 埋入直後のインプラントに過度な力をかけると結合不良の原因になるため、仮歯で硬いものを噛むのは避けます
- 最終的な人工歯は、骨との結合が確認できた3〜6ヶ月後に装着します
「当日から何でも噛める」わけではない点は正しく理解しておきましょう。それでも、人前に出る仕事や生活への影響を考えれば、大きなメリットのある方法です。
1回法・2回法とは?どう使い分ける?
1回法・2回法とは、埋入手術の回数による術式の分類です。どちらになるかは、骨の量・質などをCTで確認して判断します。
|
1回法 |
2回法 |
|
|---|---|---|
|
手術回数 |
1回 |
2回 |
|
仕組み |
埋入時に土台(またはその接続部)を歯ぐきの上に出しておく |
埋入後に歯ぐきを閉じ、結合後に再度切開して土台を装着 |
|
利点 |
手術・通院負担が少ない、期間を抑えやすい |
感染リスクを抑えやすく、骨の状態が不十分な症例にも対応 |
|
適応 |
骨の量・質が十分な場合 |
骨造成併用時や骨が不安定な場合 |
1回法のほうが負担は軽くなりますが、無理に1回法を選ぶと結合不良のリスクが上がります。術式は希望で選ぶものではなく、骨の状態から逆算して決めるものです。当院では歯科用CTの精密検査に基づき、口腔外科認定医が適した術式をご提案します。
抜歯即時インプラントの適応条件は?
適応の鍵は「抜歯した部位の骨の状態」と「感染の有無」です。 次のような場合は、抜歯即時が難しく、通常の手順を選ぶことがあります。
- 抜歯部位に重度の感染・炎症がある(歯根の先に膿がたまっている等)
- 抜歯窩の周囲の骨が大きく失われている
- 重度の歯周病で骨の支えが不十分
- 全身状態・服薬内容により慎重な対応が必要
適応かどうかは、見た目や自覚症状では判断できません。CTで骨の状態を確認して初めて分かります。当院では、抜歯が必要と分かった段階で「その歯をどう補うか」まで含めた治療計画をご提案します。抜歯してから考えるのではなく、抜歯前に相談することが、抜歯即時という選択肢を残すコツです。
結合を待つ期間はどう過ごせばいい?
どの術式でも共通して、埋入後はインプラントと骨の結合(オッセオインテグレーション)を守る過ごし方が治療の成否を左右します。 特に抜歯即時・即時荷重では、埋入直後から仮歯が入っている分、次の点への意識が大切です。
- 仮歯側で硬いものを噛まない:結合前のインプラントへの過度な力は、結合不良の最大の原因です
- 手術部位を舌や指で触らない:細菌感染の予防につながります
- 喫煙を控える:血流の悪化は骨結合の大敵です。この期間だけでも禁煙を強くおすすめします
- 経過確認の通院を守る:結合の進み具合と仮歯の状態を定期的にチェックします
当院では、術後の注意点を書面でお渡しし、経過確認の際に結合状態を確認しながら最終の人工歯装着のタイミングを判断します。
よくある質問(FAQ)
Q. どの歯でも抜歯即時インプラントはできますか?
部位よりも骨と感染の状態で決まります。前歯・小臼歯は比較的適応になりやすく、感染が強い部位や骨の損失が大きい部位は難しいことがあります。CT検査のうえで判断します。
Q. 他院で抜歯を勧められています。抜く前に相談してもいいですか?
ぜひ抜歯前にご相談ください。抜いた後に骨が痩せてからでは選べない方法があります。セカンドオピニオンも歓迎します。
Q. 抜歯即時だと費用は高くなりますか?
処置の内容によって費用構成が変わるため、一概には言えません。当院では治療計画の段階で、術式ごとの費用を明確にご説明し、ご納得いただいてから治療を開始します。
Q. 手術が1回で済むなら、痛みや腫れも少ないですか?
手術回数が減る分、体への負担は抑えやすくなります。さらに不安の強い方には、リラックスした状態で受けられる静脈内鎮静法もご用意しています。
堺市南区・和泉市で抜歯即時インプラントに対応する小出歯科医院へ
小出歯科医院は、堺市南区光明池で開業40年以上、日本口腔外科学会認定医が抜歯即時・即時荷重を含む幅広い術式に対応しています。「できるだけ早く噛めるようになりたい」「歯のない期間を作りたくない」という方は、抜歯の前にまずご相談ください。堺市南区・和泉市(和泉中央・光明池エリア)・泉北エリアからご来院いただけます。
- 日本口腔外科学会認定医が診断・手術を担当
- 歯科用CT・個室手術室完備。骨の状態から術式を精密に判断
- 抜歯即時・即時荷重のほか、サイナスリフト等の骨造成にも対応
- 静脈内鎮静法で手術の不安にも配慮
- 月・火・水・金は18時30分まで、土曜は午前診療。敷地内駐車場完備
光明池エリアのインプラント治療の全体像は、こちらの記事でまとめて解説しています。
▶関連記事:『光明池・堺市南区でインプラントなら|口腔外科認定医によるインプラント治療ガイド【2026年版】』
小出歯科医院(医療法人常雅会)
- 所在地:〒590-0137 大阪府堺市南区城山台3丁目3-2
- TEL:072-298-0118
- アクセス:光明池駅から5分、和泉中央駅から10分/敷地内駐車場あり
- 診療時間:月・火・水・金 9:00〜12:00/14:00〜18:30、土 9:00〜12:00 休診日:木曜・日曜・祝祭日
- 公式サイト:https://koideshika.com/
参考・出典(期間等の根拠)
- あきもと歯科「インプラント治療の期間や通院回数、完了までの流れは?」 https://www.akimotodental.jp/column/implant-times.html
- 千賀デンタルクリニック「インプラントの治療期間や手術時間はどのくらいかかる?」 https://www.senga-implant.com/knowleage/treatment_term_and_operation_time/
- 本町通りデンタルクリニック「インプラント治療の期間はどれくらい?全体の流れを全7ステップで詳しく解説」 https://machino-implant.net/2025/02/18/chiryoukikan/
- 小出歯科医院 公式サイト https://koideshika.com/
