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糖尿病でもインプラントはできる?骨粗しょう症・高血圧など持病がある方の治療条件を口腔外科認定医の歯科医院が解説【堺市南区・和泉市対応】

糖尿病があってもインプラント治療は可能です。条件は「血糖コントロールが良好であること」で、一般的にはHbA1c7.0%未満が治療を検討できる目安とされています。 骨粗しょう症・高血圧などの持病も同様に、「持病がある=できない」ではなく、「持病の状態が管理できているか」「内科の主治医と連携できるか」で可否が決まります。持病を理由に相談前から諦めてしまう方が少なくありませんが、それはもったいない判断です。本記事では、糖尿病・骨粗しょう症・高血圧それぞれの治療条件と注意点、医科歯科連携の進め方を、堺市南区光明池で口腔外科認定医がインプラント治療を行う小出歯科医院が解説します。

最終更新: 2026年8月 | 監修: 医療法人常雅会 小出歯科医院(日本口腔外科学会認定医在籍)

糖尿病だとインプラントができないと言われるのはなぜ?

理由は、血糖値が高い状態が続くと「感染しやすく、治りにくい」体になるからです。 インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を伴うため、糖尿病のコントロールが不良な場合、次のリスクが高まります。

  • 術後感染のリスク:高血糖状態では免疫の働きが低下し、手術部位が細菌感染しやすくなります
  • 骨結合の不良:傷や骨の治癒が遅れるため、インプラントと骨が結合しにくくなります
  • インプラント周囲炎の悪化:糖尿病は歯周病を悪化させることが知られており、治療後のインプラント周囲炎のリスクも高くなります

ただし、これらはあくまで「コントロール不良の場合」のリスクです。血糖が適切に管理されている方であれば、糖尿病でない方に近い条件で治療を受けられます。 問題は糖尿病という病名ではなく、血糖の状態なのです。

糖尿病の場合、どんな条件ならインプラントできる?

判断の中心となる指標はHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)です。過去1〜2ヶ月の平均的な血糖状態を反映する数値で、一般的な目安は次のとおりです。

糖尿病の方のインプラント可否:HbA1cの一般的な目安

HbA1c

判断の目安

7.0%未満

血糖コントロール良好。治療を検討できる水準

7.0〜8.0%

慎重に検討。主治医と連携のうえ総合判断

8.0%以上

原則延期。まず内科での血糖改善を優先

※上記は一般的な目安です。数値だけで機械的に決まるものではなく、罹病期間・合併症(腎症・網膜症など)・喫煙の有無・骨の状態を含めて総合的に判断します。

大切なのは、8.0%以上でも「一生できない」わけではないことです。内科での治療により血糖が改善すれば、あらためてインプラントを検討できます。実際、「インプラントのために血糖管理を頑張る」ことが糖尿病治療のモチベーションになる方もいらっしゃいます。

当院では、お薬手帳と検査数値を確認したうえで、必要に応じて内科の主治医に照会状で情報提供を依頼し、安全に治療できる条件が整っているかを判断します。

骨粗しょう症の薬を飲んでいてもインプラントできる?

骨粗しょう症そのものより、治療薬の種類が判断のポイントです。ビスホスホネート製剤(BP製剤)やデノスマブなど骨吸収を抑えるお薬を使っている方は、抜歯やインプラントなど顎の骨に触れる処置の後に「顎骨壊死」という副作用がまれに起こることが報告されています。

ただし、過度に恐れる必要はありません。発生頻度は飲み薬のBP製剤で0.01〜0.02%程度と報告されており、注射薬ではそれより高くなるものの、大多数の方には起こりません。重要なのは次の3点です。

  • 自己判断で薬をやめない:休薬するかどうか、するならいつからかは、処方している主治医と歯科医師が相談して決めます。骨折リスクとのバランスを考えず自己判断で中断するのは危険です
  • 服用中の薬を必ず申告する:お薬手帳をご持参ください。骨粗しょう症の薬に限らず、すべてのお薬を確認します
  • 口腔内を清潔に保つ:顎骨壊死は細菌感染が引き金になるため、治療前後の口腔ケアと定期的なチェックがリスクを下げます

閉経後の女性に多い病気のため、50代以上の女性でインプラントを検討する方には特に関わりの深いテーマです。当院は口腔外科認定医が在籍し、顎の骨に関わる処置のリスク評価と医科への照会を日常的に行っていますので、服薬中の方もまずは現状をお聞かせください。

高血圧でもインプラントの手術は受けられる?

降圧薬などで血圧がコントロールされていれば、多くの場合インプラント手術は可能です。 注意すべきは、手術への緊張や麻酔の影響で当日の血圧が変動しやすいことです。

当院では、高血圧の方には次のような配慮のもとで手術を行います。

  • お薬は普段どおり服用:手術当日も、主治医の指示がない限り降圧薬は通常どおり服用していただきます
  • 術中の状態確認:血圧などの状態を確認しながら、無理のないペースで手術を進めます
  • 静脈内鎮静法の活用:緊張が強いと血圧は上がります。点滴でリラックスした状態を保つ静脈内鎮静法は、手術の恐怖心が強い方だけでなく、緊張で血圧が上がりやすい方にも適した方法です

血圧が安定していない場合は、まず内科での調整を優先し、整ってから手術日程を組みます。

持病がある場合、治療はどんな流れで進む?

基本の流れは「申告→検査→医科歯科連携→条件を整えて治療」の4ステップです。 通常のインプラント治療との違いは、主治医との連携が加わる点だけです。

  1. カウンセリングで持病・服薬を申告:お薬手帳と、直近の検査数値(糖尿病の方はHbA1c)が分かるものをご持参ください
  2. 歯科用CTによる精密検査:骨の量・質・神経の位置を3次元で確認します。持病の種類によっては骨の状態に影響が出ていることもあるため、CT診断は特に重要です
  3. 主治医への照会:必要に応じて、照会状で全身状態・服薬内容・治療上の注意点を主治医に確認します
  4. 条件が整ってから治療開始:血糖・血圧などの管理状態が整った段階で、治療計画に沿って進めます

「この持病だと無理だろうか」と一人で悩むより、検査と主治医連携で客観的に確認するのが確実です。仮に今すぐ治療できない場合でも、「何がどうなれば治療できるのか」という具体的な道筋をお示しします。

よくある質問(FAQ)

Q. 糖尿病の薬(インスリン注射)を使っていますが、インプラントできますか?

インスリン使用の有無そのものより、血糖コントロールの状態で判断します。HbA1cが目安の範囲に収まっており、主治医との連携が取れれば、治療を検討できます。

Q. 持病のことを伝えると断られそうで不安です。

持病を隠して治療を受けることこそ、最も危険です。当院では持病がある方の治療可否を検査と主治医連携に基づいて判断し、難しい場合もその理由と代替の選択肢(ブリッジ・入れ歯など)をご説明します。

Q. 骨粗しょう症で骨密度が低いと、骨とインプラントは結合しないのでは?

骨密度が低くても、CTで確認した顎の骨の状態が治療に耐えられれば結合は期待できます。顎の骨の状態は全身の骨密度と必ずしも一致しないため、実際に検査で確認することが大切です。

Q. 喫煙も持病と同じように影響しますか?

喫煙は血流を悪化させ、感染リスクと骨結合不良のリスクを高めるため、持病と同等かそれ以上に影響する要因です。特に糖尿病と喫煙が重なると、リスクは大きく上がります。治療を機に禁煙・減煙をおすすめします。

持病があってもまず相談を。堺市南区・和泉市のインプラントは小出歯科医院へ

小出歯科医院は、堺市南区光明池で開業40年以上の地域密着型歯科医院です。口腔外科認定医が、持病のある方のリスク評価と医科歯科連携を含めて、安全性を最優先にインプラント治療を行います。堺市南区・和泉市(和泉中央・光明池エリア)・泉北エリアで、持病を理由にインプラントを諦めかけている方は、まずは検査とカウンセリングで現状をご確認ください。

  • 口腔外科認定医が全身状態を踏まえて診断・手術
  • 歯科用CT・個室手術室完備。骨の状態を精密に確認
  • 静脈内鎮静法で、血圧が上がりやすい方・手術が不安な方にも配慮
  • サイナスリフト等の骨造成に対応
  • 月・火・水・金は18時30分まで、土曜は午前診療。敷地内駐車場完備

光明池エリアのインプラント治療の全体像は、こちらの記事でまとめて解説しています。 

▶関連記事:『光明池・堺市南区でインプラントなら|口腔外科認定医によるインプラント治療ガイド【2026年版】』

小出歯科医院(医療法人常雅会) 

  • 所在地:〒590-0137 大阪府堺市南区城山台3丁目3-2 
  • TEL:072-298-0118 
  • アクセス:光明池駅から5分、和泉中央駅から10分/敷地内駐車場あり 
  • 診療時間:月・火・水・金 9:00〜12:00/14:00〜18:30、土 9:00〜12:00 休診日:木曜・日曜・祝祭日 
  • 公式サイト:https://koideshika.com/

参考・出典(数値等の根拠)

  • 鈴木歯科クリニック「糖尿病だとインプラントができない?リスクと判断基準、代替治療の選択肢」 https://www.dent-suzuki.com/blog/director-blog/diabetes-implant/
  • オーラルケアクリニック新神戸「糖尿病でもインプラントはできる?リスクと安全対策を歯科医が解説」 https://seniordental-shinkobe.com/264/
  • 日本歯科医師会 テーマパーク8020「骨粗鬆症(ビスフォスフォネート系製剤、抗RANKL抗体など)」 https://www.jda.or.jp/park/relation/medicine_disease.html
  • 名古屋歯科「骨粗鬆症のお薬と歯科治療について」(顎骨壊死の発生頻度) https://dental-hirai.jp/column/p1450/
  • 日本歯周病学会「ビスフォスフォネート関連顎骨壊死に対するポジションペーパー」 https://www.perio.jp/publication/upload_file/position_paper_bisphos.pdf